第194回 腹筋と呼吸とタンギング②-2~骨盤底筋群~

トロンボーン奏者でアレクサンダーテクニーク教師のかたさんです。

前回の続きです。
ちなみにこのシリーズは、単なる解剖学的なお話ではなく、私のタンギングの不調と自分の中の思考の話と繋がっていきます。

【骨盤底筋群】

文字通り、 深会陰横筋、尿道括約筋、肛門挙筋、尾骨筋という骨盤の底にあるいくつかの筋肉群の総称です。
骨盤底筋群の働きは色々あるのですが、呼吸に関しても大きな役割があります。
ただ、明確にわかってない部分が多いらしく、研究がされているようです。

しかし、働きにおいては証明されています。

ある論文によると、「尿疾患や経産婦で骨盤底筋群の働きが弱っている人は、吸気によって骨盤底筋群を下方に押し下げることを避けるために胸式呼吸をする」と書いていありました。

これから察するに、骨盤底筋群は呼吸と影響し合っているという事がわかります。
そして、胸式に対し腹式呼吸で息を吸うと、骨盤手筋群は押し下がると言うことでもあります。

腹式とか胸式とかの言葉やその良し悪しについての話は論点ではありません。
お腹が呼吸することで動く事により、骨盤底筋群も動くと言うことが主旨です。

吸気により肋骨が動くのは、横隔膜や肋間筋など肋骨周りの筋肉が動く事はもうお分かりだと思います。
これに関する細かな事は、こちらのブログをお読みください。
《第26回 呼吸 ~呼気筋と吸気筋~》
https://ameblo.jp/ni2ko5ni2ko/entry-12253425237.html

【骨盤底筋群の働き】

そこで、骨盤底筋群の働きや動きに関して書きますが、ここからは私の知っている骨盤底筋群の知識を基に書いています。

横隔膜が吸気の為に収縮すると、内臓を押し下げます。
内臓が押し下げられると、骨盤の底にある骨盤底筋群も下がり、同時に腹圧が上がります。

このまま腹圧が上がり続けば、内臓は骨盤底筋群の間を抜け骨盤からはみ出てしまいます。
これがヘルニア(脱腸)ですね。
そうならないように、腹圧が高まれば骨盤底筋群が収縮し、脱腸を防ぎます。

と言うことは、骨盤底筋群は単独で働くのではなく、腹筋群の収縮と連動して働くということです。
つまり、腹圧が上がれば骨盤底筋群も勝手に働くように出来ているのです。

腹横筋など腹筋群が動き腹圧を高めると、内臓と横隔膜を上方向に動きます。
こうして「息を吐く」という行為がなされます。
その時に、押し下げられていた骨盤底筋群も、元に戻るように上に上がります。

これが、骨盤底筋群が呼気時に働く機能です。

【骨盤底筋群を働かせるために】

骨盤底筋群と呼気筋としての腹筋が連動して働くのであれば、腹筋の働きが骨盤底筋群の働きに影響するとも言えます。
ここでも腹直筋の固まりが腹横筋の働きを弱め、そのせいで腹圧が上がらず、結果的に骨盤底筋群の働きを妨げていました。

簡単にいうと、息が使えていなかったんです。
腹筋が使えなきゃ、そりゃ息出ませんよね。

そしてもう1つ、この腹直筋による大きな影響がありました。
これもまた次回。

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