第228回 短時間の繰り返し練習

トロンボーン奏者でアレクサンダーテクニーク教師のかたさんこと片山直樹です。

先日、といっても1か月以上前のことですが、面白い記事を見つけました。
わたくし、これでも「PRESIDENT」というビジネス総合誌のオンライン版を読んでいます。
といっても、あまりスケールのでかい世界的なビジネスこととかになると私が直接手出しできない内容だし、私の仕事と直接結びつかないことも多いです。
そういうのは情報として読む程度です。

ですが、ビジネスの成功者たちの言葉を聞くと「なるほど」ということもあり、勉強になります。

その中にあった、ちょっと古い記事で面白いものを見つけました。
東京大学を首席で卒業した弁護士、山口真由さんの記事です。

【山口真由さん】

ここで山口真由さんについて。
東京大学在学中(3年次)に旧司法試験に合格し、2006年首席卒業。
卒業後は財務省に入り、退官したのち弁護士登録、ハーバード大学大学院にて修士取得。
2016年ニューヨーク州弁護士登録。
2020年に信州大学特任准教授に就任した、超エリートです。

経歴だけ読んでもおわかりのように、とにかくべらぼうに頭がよい人です。

確かに頭はとても良いのだろうけど、彼女の勉強に仕方に関しても自己流のやり方があり、それに関する著書を何冊も出しています。

そんな中で、楽器の練習にも役に立つと思われる勉強法(記憶法)がありました。
山口さんは、東大受験のために最も効率的かつ確実な記憶法を編み出したそうです。
そして、それ以来、必要な勉強はすべてこのやり方でクリアしてきたそうですよ。

それは、
「短時間の覚える作業を、日を置いて数回繰り返す」
という方法だそうです。

【短時間と回数の記憶法】

「覚えた内容をすぐに忘れてしまう」

これに対し山口さんはこう言います。

「そういう人にかぎって、眠い目をこすりながら徹夜で勉強していたりします。無理をする勉強法は、最も効率の悪いやり方です。人の記憶というのは、脳に負荷をかけて無理やり詰め込んでも定着しないのです」

いやー、耳が痛い!
若いころはい「一夜漬け」なんて勉強、たくさんしてきました。
だから、結局時間ばかりかかって覚えが悪く、しかもすぐに忘れてしまったのですね。

でも、思い当たることがあります。

BodyChanceでは「Body Thinking」コースで解剖学のテストがあります。
40歳超えてからBodyChanceに入った私は、これを勉強して覚えたのですが、今思えばですが年齢の割には覚えが良く、テストでも余裕の点数だったし、あと一点で満点なんてこともありました。

この時の勉強法がまさにこれで、毎日少しづつ覚え翌日にはその少しのことを復習、というやり方をしていました。

山口さんによると、
「しっかり覚えたいなら、
『短時間の覚える作業を、日を置いて数回繰り返す』
『覚える情報を何らかの個人的な体験と結びつけて覚えやすくする』

というように、脳にとって楽なやり方のほうが、記憶を長く保つことができる」そうです。

頑張って一度に詰め込もうとするよりも、楽な気持で何度も繰り返した方が記憶に残るのですね。

これは練習や指導でも同じことが言えます。

【短時間の繰り返し練習】

手に入れたい技術、できないところをできるようにしたい、直したい癖など、考えながら練習することは多いと思います。

がむしゃらに行ってうまくこともあるかもしれませんが、ストレスだったりできないことに対してイライラしたりして精神衛生上よくないのと、実際上達にどれだけ結びついたか、私の経験ではあまりうまくいってなかったように思います。

最近これを読んでから1か月間、意識的にこれを実践してみたところ、3つの奏法についてそれぞれ1週間ほどで改善が見られました。

この3つの奏法それぞれの1週間での取り組み方は、
・取り組みたい一つのことに対してその範囲を狭くすること
発音なら発音だけ。それもある特定の音域、発音の種類、音域の移動距離などなるべく細かく限定。

・非常に細かく観察すること
アンブシュアーと呼吸の関係、音、空間、体の動き、意識の方向など。

・時間的基準を決めてその時間内だけしかしないこと
私は長くても15分程度。

など、自分である程度のルールに基づいて行いました。

誤解のないようにお話しておくと、全部の練習時間が15分ではなく、一つのことに取り組む時間をそれだけにしているということです。

それと、もう一つの『個人的体験と結びつける』に関しては、演奏の場合イメージやストーリーに置き換え、それと奏法を結びつけることにしました。
これは、普段からしていることですけどね。

このイメージやストーリーを作って練習するいつもの方法が、短い時間に一つのことのより細かいところのみに意識をもってしたことで、いつも以上に具体的なイメージやストーリーになり、わかりやすい言葉で言うと、一つのことに非常に集中できたのです。

結果として、奏法に対して体の方の記憶力が上がったというのでしょうか、一つの技術の覚えがはっきりとし、時間的にも早く覚えられた感覚があります。

これは、自分の体の動きに対しての観察力アップにもつながります。

練習のアイディアとして使えるものだと思います。
お試しください。

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私が非常勤講師を務める浜松学芸高等学校の授業の一環で、動画撮影をしました。
通常に比べかなり短い時間ですが、私のアレクサンダーテクニークレッスンが見られます。
「片山はこんなレッスンするんだ」という参考にしていただければと思います。

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