第249回 得意な音域から音作りをしたら苦手音域の方も広がり安定した ~最近ドツボにハマっていると思う方へ~

トロンボーン奏者でアレクサンダーテクニーク教師のかたさんです。
今回はホルン愛好家の方のレッスンの模様です。

・右のほっぺが膨らむようになった
・元々ハイトーンの方が得意だったが、最近は上も下も出にくくなってきた

このようなお悩みでした。

【個人練習の時間は増えてるのに・・・】

「コロナのため合奏練習の機会は減ったが、個人練習の時間は前より増えているのにハイトーンが出にくくなってきている。」

実際に音を出してもらうと、「あること」に気が付きました。

その「あること」のシステムを証明するために、私も楽器をもって一緒に音階を吹いてもらいました。
メトロノームを使い、一定のテンポの中での音階です。

するとこの生徒が吹いた音階は、そのテンポより遅れて聴こえます。
これで「あること」の証明になりました。

【一人練習のハマりやすいドツボ】

一人で練習をしているとハマりやすいことがあります。
そして、ドツボにハマってしまう時に多いのが、目的がなくなってしまう時です。

コロナ禍は本番もないので、少なくとも本番に向かうモチベーションは下がっているでしょう。
そんな時の練習は、どうしても音に音楽的方向性のない「なんとなく」になってしまいがちです。

今回の生徒さんは、音楽的な吹き方よりも発音、音色、不具合などの限定された奏法や気づきに意識が向かってしまい、テンポやフレーズなど音楽的方向性のある音作りへの意識が失われた状態で練習していたようです。
そのため、メトロノームに合わせてみると、自分が吹きやすいテンポ感で吹くことに身体が習慣化していたという事実に気が付きました。

これが私が気が付いた「あること」です。

音楽的目標もなく一人で練習していると、どうしても音の良し悪しのみに意識が行ってしまい、どんな音を出したいか、どんなイメージをもって音を出すかなどを忘れやすいのです。

【使うことを思いだす】

音楽的方向性が希薄な音を出すことが習慣化すると、身体の方もそうなっていきます。
簡単に言うと、サボるのです。

この生徒さんへは、私と一緒にメトロノームに合わせて吹くことで、テンポと私の音と一緒にというルール内で音を出すことが必要になり、それができるように身体を使うことが課せられました。

そうすると、使っていないの身体ことに気が付きます。
先ずはそれをわかってもらって、次は使ってもらうことです。

元々ハイトーンの方が得意な生徒さんです。
上が出なくなってきたのは、そのために必要な体がサボり出したから。
使うことを意識しだしたら、すぐに復活しました。

【得意分野から始める】

ハイトーンへ向かう音階はできるようになりました。
その後下降音階をしてもらったところ、こちらもとてもきれいにできました。

最初は上も下も出にくくなってきたというお困りごとでしたが、ハイトーンの方ができるようになると、ロートーンへ向かうことも難なくできるようになっているではありませんか!

ハイトーンへ向かう筋肉の使い方に刺激が与えられたことにより、それとは逆の下降音階用の身体の使い方へも刺激が生まれ、それが働くようになったのでしょう。
なにより、方向性をもって身体を使うことへ意識が向き、心と身体両方の活性化に繋がったのではないでしょうか。

そして気がつけば、あらまあ、ほっぺたの膨らみもなくなっていました。

この生徒さんは、ハイトーンが得意です。
このような人はハイトーンからロートーンへ、逆に低い方が得意な人は低音から高音へ向かい音作りをしていくと身体が動きやすく、そして動くことが習慣化します。

逆に、音域、音量、音色、タンギング、パターン、奏法、イメージなど色々なこが単純化し限定されていくと、徐々に意識も身体もそれに倣っていきます。
これは調子を崩す原因にもなります。

・何のために楽器を吹くのか(音を出すのか)を明確にする
・得意な音(出しやすい音)から音作りをしていく

こういう時期です。
「あ~、最近そうかもしれないなあ」と思われた方、改めて意識をしてみましょう。

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