第251回 教師を育てる教師

先週末、久しぶりにバジルクリッツァ―さんのレッスンを受けました。
お会いするのは昨年の10月以来、直接のレッスンは、調べたら2020年1月大阪BodyChance以来でした。

コロナのためお互いを取り巻く環境も変わり、私は仕事のメインが大きく変わったこともあり、楽器や音楽へのアプローチの仕方も変化の著しい1年でした。

さあ、久しぶりのレッスンでは、最近感じていたアンブシュアモーションの変化についてみてもらうことが一つ。
そして、音の揺れが増えてきたので、コチラのお悩み相談という、この二つを見ていただきました。

【音のイメージと実際にしていることの違い】

最近は自宅で吹くことが殆ど、それ以外だと楽器店のスタジオや学校の練習室ばかりで、ホールで音を出していません。
響きのないい部屋ということです。
そんな状況なので、知らぬ間にその響かない部屋でホールっぽい音を出そうとしていたようです。

そういう部屋では生音になるわけですが、生音ではなくホワンと一見響きがありそうな音を出していしまっていたようで、そのせいで素直な鳴りの音が出ていなかったようです。

それを今回指摘されたのですが、そういったアプローチをしていたせいか、とあることにバジルさんは気になったそうです。
それが「鼻抜け」。

【鼻抜け】

管楽器を演奏するには、口から息が出る必要があります。
しかし、何らかの理由で鼻の方に空気が抜けてしまい、効率の良い息の流れが作れなくなってしまうことがあります。
これを「鼻抜け」と言い、演奏上重篤な問題となる人もいます。
その鼻抜けが私に起きていたということを、今回のレッスンで指摘されました。

全くその自覚はありませんでした。

聞けば、以前からその傾向があったらしいのですが、それありきで音を出すことにそれほど大きな問題がなかったり、それでも音が出ていたということで、今まではそれを様々な問題として取り扱うことはしなかったそうです。
しかし、今回はそれが問題として浮き上がってきたのは、生音ではなく「ホールで響いているような音」を出そうとするので、鼻抜けが顕著に表れた、もしくは無意識下で積極的に使っていたようです。

【生音バンザイ】

音楽的イメージや音のイメージという言葉があります。
私の場合、「音のイメージ」というもの自体が言語化されにくい表現だったのかもしれません。

出したい音のイメージは必要だと思いますが、それと実際に出している音、音を出すために実際に必要なことをするアクティビティの部分が結び付いていなかったようです。

なのでバジルさんの提案は至極簡単なこと「音を出すためにすることをする」でした。
「頭が動いて体全部をついてこさせて、音を出すために必要なことをする」です。

それを邪魔するのが、「ホールで響いている感じ」で吹こうとする感覚的イメージ。
ということで、前提として必要なことは生音を認めること、「生音バンザイ」プラン。

狭い部屋では、音は汚く聴こえることもあります。
汚かったり荒っぽい音が良いとは思いませんが、生の音は雑な音を出しているわけではありません。

生音持続をしようとすると、今まで息が持続して出されていなかったのがよくわかりました。
発音直後にフッと抜けていたんです。
その抜けは、実際に鼻に抜けていたのです。
息を持続させるには、息を出し続ける運動をし続けなければなりません。
ということは、腹筋の使い方もサボっていたのが露見。
息を出し続ければ、アンブシュアーはそれに耐えうる必要があり、自然としまりのあるものになり音の揺れも減りました。

全ては音のイメージと実際に出している音、もしくは出すためにしていることとのギャップでした。
空間認識が欠如していたとも言えます。

いやー、良いレッスンでいい刺激いただけました。

【ミスを認める】

「何を突然」と思われるかもしれませんが、私もバジルさんも練習においてミスや失敗を認めることは必要と言っています。
これは、失敗してもいいという意味ではなく、何かを成し遂げようとするあるいは挑戦しようとすると必ず失敗はあるもので、それを恐れると挑戦すらできない、つまりは前進できないということです。

今回私はこれに近い状態だった様です。

音を出すのに必要なことをするのではなく、響かない場所であたかもホールで鳴っている感じの音を出そうとしていました。
響きがない部屋なのに、ホールのように響いてくれないのを避けていたのです。

ホール練習の大切さを改めて知ったのはもちろんですが、同時にホールのように響かない感じを「良くない」として、それを認めなかったようです。
「良くない」を認めない=ミスを認めない、になっていたんですね。

いや、本当に良くないことがどうかの判断もアレクサンダーテクニーク教師としてはする必要があると思うのですが、いやはや、まだまだ未熟未熟。
それに気づけたこと、良学びになりました。

さすがバジルクリッツァ―。
教師を育てることにも長けているアレクサンダーテクニーク教師。
(サムネイル写真はレッスン後駅前にて)

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