第252回 アメリカで学んだ指揮者とのアレクサンダーテクニークのお話

アレクサンダーテクニーク教師のかたさんです。

5/16(日)は、私が事務局員を務める愛知室内オーケストラの第28回定期演奏会でした。
指揮者は、今をときめく話題の若きマエストロ原田慶太楼氏、ソリストとしてピアニストの清水和音さんをお迎えしてのブラームスツィクルスでした。
事務局員である私は当然ながらお二人とはお話しする機会もあり、リハのある日に原田さんと事務的な話の流れからプライベートなお話になった時間がありました。。

原田さんは、日本人ではありますが、幼少の頃よりインターナショナルスクールに通い、その後はほぼアメリカ暮らしで、感覚だけでなく言葉の発音も日本人離れした個性の人物でした。

もちろん普通に挨拶はしますし丁寧語も使いますが、しばらくするとすぐに「ため口」になります。
そもそも初対面の挨拶が「どうも、慶太楼です」と、普通の日本人なら名乗らないファーストネームから自己紹介という時点で、だいぶ感覚が違っていますね。

そういえば、発音も「ケータロー」とか「K-taro」だった気が。

さて、そんな原田さんとの会話で「楽器はしていたんですか?」という質問から自分の経緯を話しているうちに、今は事務局仕事と並行してアレクサンダーテクニーク教師としてレッスン活動を続けている、ということを話したら、

「おおっ!教師なのね。それはすごい。アメリカでは、もうどこの学校でもアレクサンダーテクニークの授業があって、僕もレッスン受けた」という話に。

原田さんは、左右どちらか片方に体重がかかって脚や骨盤辺りがしんどくことが多いらしく、学校のレッスンでは主に前かがみになる癖の指摘を受けていたそうです。

奥様がテニスプレーヤーで、自分の指揮をしている時の姿勢についてダメ出しを受けているなんてことも話していました。
アスリートだけあって体幹がしっかりしてる女性らしく、そういったところからの視点で言われるとタジタジな様子でした。

そこで、逆に日本では体を反る傾向が強くなる問題が多いということを話したら、

「それは意外」という反応。

気を付けの姿勢が、体を反らせ腕も背中側に引く動きとなり、これが腕の動きを損なわせ肩こりを生む、なんてことを話していると「それは知らなかった」と驚いた様子でした。

私がアレクサ―テクニークを学んだBodyChanceのスタイルはアメリカ人のキャシー・マデン。
キャシーの先生は、アレクサンダー一番弟子のアメリカ人マージョリー・バーストゥ(マージ)。

アメリカのアレクサンダーテクニークは、トラディショナルなものももちろんありますがマージ流が主流のようなので、ひょっとしたら原田さんも同じ系統のレッスンを受けていたかもしれませんね。

アレクサンダーテクニークレッスンは、ヨーロッパやアメリカの大学では通常カリキュラムとして取り入れられています。
原田さんだけでなく、実際に私の周りで海外で勉強された方からは、受ける受けないは別としてカリキュラムや単位として大学のクラスにアレクサンダーテクニークがあったと聞いています。

そういえば、私が行ったアメリカコロラド州のアスペン音楽祭でも、たしかアレクサンダーテクニークレッスンがあったと思います。
当時は全く興味がなく参加しませんでしたが。

音楽は決してセンスだけの問題ではなく、センスを有効に使わせることのできるフィジカル面とロジカル面も最近は重視化されています。

アレクサンダーテクニークは、両方の面で有効なメソッドです。

最近は、先日久しぶりレッスンを受けたバジルさん以外アレクサンダーテクニークのことを話す人がいなかったので、まさかのこれほどの指揮者とそれについて話すことができて、とてもいい気分になりました。

(写真はリハーサルの風景:私撮影)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です