第255回 ロングトーン3

アレクサンダーテクニーク教師のかたさんです。

今回のかたログもロングトーンについて書きます。
3回連続ですね。

今日は、自身の考察ではなく他の人の観察です。
それも名手たちの。

私が事務局員を務める愛知室内オーケストラでは、今月頭からずっと公演が続いています。(結構クタクタです)
裏方での本番というのは、表の奏者以上に疲れるというのが長年表側の奏者生活をしてきた私の勝手な印象ですが、とにかく本番は裏方も大変なのです。

そんな中、収穫も多くありました。

今月は大きな公演が2つあり、しかも素晴らしい金管楽器のソリストの演奏を聴くことができました。

先ずは6/8(火)、クリーヴランド響の首席チューバ奏者杉山康人さんの、V.ウィリアムズ「チューバ協奏曲」。

6/13(日)は、東京都交響楽団の鈴木優さん、群馬交響楽団首席奏者川竹村淳司さん、日本フィルハーモニー交響楽団首席奏者信末碩才さん、そして当団の向なつきさん4人による、シューマンの「コンツェルトシュトゥク」を聴くことができました。

(6/13は、その他にVn平光真彌さん、Va川本嘉子さんのモーツアルト「ヴァイオリンとヴィオラのための交響協奏曲」もあり、それはそれは贅沢なコンサートでした)

いやー、素晴らしい演奏でした。
めったに聴くことのできない杉山さんの演奏の、これまた演奏機会の少ないシューマンのホルン4本のコンチェルト。
良かったですゥ。

金管奏者としては、前述の金管奏者たちの演奏の仕方も気になるところで、思わず観察してしまいました。

共通して見れたことは、皆さん音楽に合わせて動いていること。

チューバの杉山さんは、鼻歌を歌うように頭を動かすので、必然的に楽器も動きます。
アンブシュアーモーション的に言えば、音楽に合わせて動かしていると言えばよいでしょうか。
音域によって使い分けているというより、音楽をするのに必要な動きをしているというのが印象です。

楽屋で目をつむって曲を吹いている時は、まさに鼻歌でした。
大きなチューバですら、鼻歌に聴こえるようにご本人と一体化していました。

ホルンの鈴木さん、竹村さん、信末さんの3人の音出しは、GPと本番直前に袖で見れたのですが、見事にアンブシュアーと楽器がきれいに動いていました。
「アンブシュアーを変えちゃダメ」という指導があれば、間違いなくそれは間違いであるといえるほど、きれいな変化をしていました。

私が特によく見えたのが、都響の鈴木さん。
私と同じ高位置タイプで、移動は高音右上、低音左下。
この動きがとてもはっきりと見えました。
信末さんは逆の中位置タイプでした。

ロングトーンよりもリップスラー的な練習の方が多かったですが、ロングトーンになっても身体の動きは変わらず、決して安定を求めるというより、やはり「歌っている」音でした。

ロングトーンで歌っている、と言えばいいでしょうか。
とにかく動きがあるのです。
必要な動きがあるというより、動いた方が吹きやすい、の方がいいかな。

今日はロングトーンの吹き方というより、一流の奏者たちが吹く時に起きている動きの観察の報告のような内容でした。

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