第284回 名古屋は中途半端~人を見る時のフィルター~

トロンボーン奏者でアレクサンダーテクニーク教師のかたさんです。

《過去メルマガより》

「名古屋って、なんか中途半端だよね」 

かつて(かなり昔ですが)、とある学校の先生から言われた言葉です。

名古屋という場所(あるいは土地)が中途半端ということですが、正直意味が分かりませんでした。
どういうことかと聞いたところ、「いや、東京でも大阪でもどっちでもないところがさ」という返事。

ますますわからない。

「どっちでもない」とは、どちらか寄りならば納得したのだろうか。
名古屋はそれなりに大きな都市とは言え、東京、大阪ほど人口や経済の面では下になるからなのか、あるいは東京と大阪の間のほぼ真ん中あたりに位置するからなのか、とにかく中途半端の意味が分からない。 

その先生は東京出身で、その時は東京ではない学校の先生をしておられました。

「東京からすると、静岡より西側はみんな関西」という感覚らしく、それならば名古屋も関西じゃないかと私は思ったのですが、名古屋は中途半端な土地らしいです。 

伝わってきたのは、名古屋という街を蔑んでいるということ。 

この発言の根底には、この先生の中に地方に対して侮蔑した見方があるのは、これを読んでいる皆さんも感じられたでしょう。
小さな町ではそんなことも感じないのでしょうが、そこそこ大きな町であるからこそ「偉そうに」くらいの気持ちはあったんではないでしょうか。   

これは、あらかじめその先生の中に選民意識が存在しているわけで、これは「偏見」のきらいがあります。 

これは、危険なことです。

教師という立場の人間の中にそういったフィルターが存在しているということは、人に対しての見方もそのフィルターを通して常に見ているということ。
そして、失礼とも言える発言をその当事者に向かって言えるのは、そのフィルターが常套化しており、それに対し何の疑問も持たない神経になっているということと、少なくとも相手をしていた私は感じました。 

東京、大阪ほど大きな街でないから中途半端なのであれば、順位の2位や3位を認められないとも受け取れるし、「静岡から西は関西」と感じていることは、地方地方の個性を理解できないこと。
この価値観が人相手に発せられたらどうなるか。  

かなり昔とはいえ、その時は私も同じ先生としてその人と対峙していましたので、「何を言っているんだ」と呆れるだけで済みましたが、これが生徒相手に発せられた時、その生徒はどのような気持になったでしょう。

怒るでしょうか?
繊細な子であれば、悲しくなると思います。
物の見方が他の人より狭く、そのような選民的発言により人の心にどのような不快感を与えるかがわからないのです。 

そういうフィルターは、コミュニケーションをとる上で弊害になります。
中には心を痛め、酷ければ病んでしまう子もいるでしょう。 

こういう人に対して私がとる行動は至極簡単、逃げることです。
とにかく、そういう人と関わることから逃げます。
歯向かうこともしません。
まあ、嫌みくらいは言いますが。(実際言いました)

それに対して反論してきましたが、すぐ逃げました。
相手が不満顔の状態のままにしておいて。   

レッスンでは、私は人の動きをみます。
その時にあるフィルターは、人間である以上どうしても何らかのものがあります。

「そのフィルターを無くし、純粋な目で見る」というのは、正直理想です。
なかなかもって難しい。

それならば、自分の持つフィルターそのものを観察することが、そのフィルターを外す第一歩となるでしょう。 

これは、ひょっとすると一生かかるようなことですし、年齢を重ねると若い頃には無かった別のフィルターがかかってしまうこともあるでしょう。
その都度人は反省し、それを見つけて外していく。
それが人生なのではないでしょうか。 

今回、そういったフィルターを外して物を見ることのできる方とお仕事を一緒にできてとても良い気分になれたので、今週のメルマガに書いてみました。
《3/28メルマガより》 

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