第290回 「ほめて伸ばす」で気を付けること

トロンボーン奏者でアレクサンダーテクニーク教師のかたさんです。

子どもを育てるのに、褒めることから入る、というようなことを言われます。
皆さんご存じだとは思いますが、これは実に重要なことで、これの言わんとしていることは

・その子のしたことを認める
・(逆説的に)否定から入らない
・褒められることで、物事に対して積極性を育てる
・人の行動に対しても、それを認めることが出来る人間に育つ(=人を育てやすい)

褒めて育てられた子は、否定されて育った子より、良いことが多いわけです。
あまり深く考えなくても、これの良いところはお判りでしょう。

難しいのは、わかっていてもそうできるかということです。
知識として知っていてても、形骸的な道徳になってしまっては意味がありません。

親とは言え人間です。
感情やその時の気分によってはそうできない時もあるでしょう。
思わず怒ってしまったり、子どもの行動が許せなかったり。

それでも、その後のフォローができていれば、その気持ちは子供に必ず伝わります。
そういうことをしてしまったからと言って、子どもの成長に必ずしも大きな影響があるかというと、そうとは言い切れません。

子育てとは、親と子のコミュニケ―ションの問題です。
失敗した時は、それを生かすことが出来ればよいのです。

そうして親も成長していくのです。

さて、この褒めて伸ばすこと自体は大いに大事なことなのですが、一つ気を付けた方がいいなと思われることもあります。

それは、褒めることが「目の前のにんじん」になってしまうこともあるということです。

わかりずらいですね。

「褒める」ことは確かに重要なんですが、その重要なのは何かというと「無条件に褒める」ということです。

褒めるのに条件は無くていいんです。

例えば、子どもがお片付けが上手にできれは褒めますよね。
そうすると子供は、お片付けすると褒められることを学び、お片付けを進んでするようになります。
こうして片付けができる人間に育っていく、というのが褒めて伸ばす教育の良いところと言われています。

さて、そこでひねくれた見方と取られるかもしれないことを言います。
では子供は、❝褒められないとちゃんとする子にらないのか❞ということはあるのでしょうか。

結論から言うと、「あり得る」です。
それが先ほど書いた「目の前のにんじん」です。

出来たことを褒められるのは、嬉しいもんです。
私はそういう人間でした。
「褒められて伸びる子」です。

褒められたいから頑張る、一生懸命する。
これは、成長のためには良いことであります。
先ほども述べたように、私自身がそうでしたから。

ですが、「出来たから褒める」は、使い方を間違うとそれがにんじんになってしまうこともあるのです。
そのため頑張って疲れちゃう子も。

そこで大切なのが、途中で書いた「無条件で褒める」こと。
成績が良かったから、頑張ったからではなく、無条件。

これってできると思いますか?
「そんなのは理想」と思われませんか?

「お前できるのか?」と言われると、正直自信ありません。
それなのにそんなこと言うなというご指摘はあるかと存じます。

そこで私は別の言葉を使います。

それは「認める」

私の中では、その子のしたことを認めるからこ、褒めることの条件がなくなり無条件に褒めることに繋がると考えています。

ADHD(注意欠陥多動性障害。いわゆる多動)の子の場合、自分を認知することが難しいのです。

自分を認知させるには、専門性を打ち立てること。
「自分はこれができるんだ」と認知できると、それがキャラクターとなって後からその人像を周りが作ってくれるようになり、個性として世間が認めてくれるようになるのです。

ADHDの人に天才と呼ばれる人が多いのは、その個性が求められる教育の背景が必ずあります。

障害者教育がすべての教育の基本であると、私は以前からブログやメルマガで話していますが、これはその典型的と言えるでしょう。

「褒めて伸ばすこと」の内容を少し深く考えると、私は相手を認めるという言葉に行きつきました。

もちろん、「無条件に褒める」だけではなく、色々な教育論があります。
難しい言葉もあるでしょう。

自分なりの言葉に置き換え、子どもの教育に生かしてみてください。

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